自炊(スキャン)代行業者の比較まとめ

自炊(スキャン)代行業者を比較

引っ越し、部屋の整理、本棚にかかるコストを削減したい…色々な理由で手持ちの書籍や漫画を電子書籍化できればいいなぁ〜(できるだけ安く…)なんて考えたことはありませんか?

自炊は自分でも行うことはできますが手間と労力が半端ではありません。電子化したい書籍の冊数が多いほど苦労します。

そんな悩みによって生まれたサービスが自炊(スキャン)代行です。当人に変わって電子化したい書籍や漫画を分解⇒裁断⇒スキャンしてデータとしてまとめてくれます。

複数業者あり、各会社によって価格や条件も違います。ここでは手持ちの書籍や漫画を代行業者に依頼したい方のために自炊代行会社の比較表を作成してみました。

是非、業者選びの際、参考になってくれれば幸甚です。

自炊(スキャン)代行業者の比較表

※会社名の部分はリンクになっており、全て自炊代行業者の公式サイトへ移動できます。

個人的にあると便利だと思って作成した比較表です。表示されている情報は執筆時点の情報なので変更やサービス停止をしている可能性がありますので詳細は必ずリンク先の公式サイトで確認願います。

会社名 基本料金 納期 表紙スキャン ファイル名変更 OCR処理 決済方法
漫画スキャン王 80円 / 400ページ以内 3日〜60日納品 無料 無料 - PayPalクレジット決済 / 銀行振込
MEGA SCAN 80円 / 100ページ以内 3日〜90日納品 50円〜150円 / 冊 50円 / 冊 100円 / 冊 銀行振込 / クレジット決済 / PayPal
スキャンピー 80円 / 250ページ以内 2日〜35日納品 40円〜100円 / 冊 無料 80円 / 冊 現金振込 / PayPal決済
Snap Book 100円 / 350ページ以内 3日〜応相談 50円 / 冊 50円 / 冊 100円 / 冊 銀行振込 / PayPal / PayPalクレジット決済
BOOK SCAN 100円 / 350ページ以内 混雑状況による 無料 50円 / 冊 100円 / 冊 クレジットカード決済 / 銀行振込
電子書籍化サービス
24HR
240円 / 500ページ以内 24時間〜45日納品 無料 無料 無料 クレジットカード / 銀行振込 / PayPal
本スキャン 200円 / 300ページ以内 即日〜30日以内 無料 無料 100円 / 冊 クレジットカード決済 / 銀行振込
電シカ君
(スキャンブック)
100円 / 350ページ以内 混雑状況による 50円〜80円 / 冊 50円 / 冊 - 銀行振込 / PayPal / 店頭支払い / 代金引換
bizスキャン 200円 / 350ページ以内 3日〜30日納品 50円〜100円 / 冊 50円 / 冊 100円 / 冊 銀行振込 / PayPal
自炊倶楽部 200円 / 200ページ以内 混雑状況による 無料 無料 無料 PayPal / 銀行振込

※見切れている部分は横スクロール可能です。

納期に関してはあくまで目安です。各自炊業者ともに混雑状況によって納期の変化があります。またプランによって納期を選べるケースもあるので詳細は各会社の公式ページでご確認下さい。

自炊(スキャン)代行サービスの備考

スキャン基本料金

比較表の基本料金は全て標準や最も納期が遅くなるプランを表示しています。納期を短縮する…ページ数の多い書籍をスキャンする場合は料金も割増になります。割増料金については各社で条件が違うので公式サイトでご確認をお願いします。

表紙スキャン

表紙スキャンについては基本料に含むまれる業者もあります。また業者によって表表紙だけでなく背表紙、裏表紙、帯までフルカラースキャンしてくれる業者もあります。(当然、料金は割増)

表紙スキャンも依頼する場合は基本料込みなのか、別料金になるのか確認をしましょう。またデータとして読み込んだ時に表紙があると探しやすくデジタル本棚の見栄えも良くなります。個人的に表表紙はスキャンすることを推奨します。背表紙や裏表紙はお好みで。

ファイル名変更

ファイル名変更といったサービスは通常、自炊代行業者が定めたファイル名を指定しますがファイル名変更オプションを選択すると書籍や漫画のタイトル、巻数を含んだファイル名に変更してくれます。

例えば通常は『10_001.pdf』といったファイル名を指定して納品されますが、『〇〇(漫画名が入ります)_01.pdf』のように、どのファイルがどの漫画の何巻なのか、目視でわかるファイル名を指定して納品してもらえます。

OCR処理

通常のスキャンではデジタルデータであっても本文検索などを行うことはできません。しかし、OCR処理オプションを付けることで書籍内のテキストを検索出来たり、文字をコピーすることが可能となります。専用ツールを組み合わせることで自分のデジタル本棚の中から本の文章をすぐに検索できるようになります。

例えば、頭にある印象に残った文章があるけど、どの書籍に書かれていたかわからない…なんて時に文章検索をすることで本を一瞬で見つけることができます。漫画を自炊する場合はほとんど必要ないと思いますが技術書や小説、実用書など文章項目から検索したい人には便利です。

その他

他にも各業者によってオプションサービスに違いがあります。その他オプションとして「電子書籍端末最適化」「JPGファイル化」「出張引取サービス」「DVD納品」「裁断書籍の返却」など行っている自炊代行業者もあります。

出版社側で自炊を認めていない場合、スキャン代行を断られるケースもあります。まずは各スキャン代行業者のサイトを見比べて検討してみましょう。業者によって見積もりを出してくれる会社もあります。

自炊(スキャン)以外で手持ちの書籍や漫画を電子化するには?

紙媒体の本で状態が良ければ売却をして電子書籍ストアにて同じ書籍や漫画を再購入するといった手もあります。電子書籍ストアの場合は購入した図書はアカウントごとに各クラウドサービスにて保存されます。端末を変更しても電子書籍ストアのアカウントさえ持っておけば、いつでも購入した書籍を出し入れすることが可能。

また、端末に保存する必要がなくクラウド上で管理している書籍をブラウザから読むこともできます。

自炊代行の安いプランで手持ちの漫画や書籍を電子化した方が確実に安上がりですが、既に電子化されている書籍を販売している電子書籍ストアを利用して電子化に移行するといった手段もあることは覚えておいて下さい。

意外と自炊代行はグレーゾーンと言われているので利用は各自の責任でお願いします。

電子書籍ストアを利用してみた感想

手持ち漫画や書籍の自炊化も終わったので、今後から購入していく本は一般書店ではなく電子書籍ストアとなりました。少しですが電子書籍ストアを利用してみた感想を綴っていきたいと思います。

もし、これから電子書籍ストアを利用しようと考えている人の手助けになれば幸いです。

まず利用した電子書籍ストアはBookLive!といった老舗にあたるストアを利用しました。色々と調べてみて電子書籍ストアの比較・おすすめサイト|電書BOXを参考に選びました。

解像度や画質については、やはり綺麗です。あと自分で自炊するよりも綺麗なので読みやすい。購入した本はアカウントごとにBookLive!側のクラウドデータサービスによって保存されているので端末に保存する必要もなくストレージの圧迫を回避することができます。

これ、けっこう重要で、自分で自炊すると電子化した漫画をSDカードやら、スマートフォンやらに保存しておかないといけません。冊数が多ければ当然ですがデータ容量も大きくなるので端末ストレージを圧迫してしまうんです。でも電子書籍ストアならクラウド側保存なので端末容量を気にする必要がないのは凄く嬉しい機能です。

次に価格について。
電子書籍は紙の書籍より印刷代はないので若干ですが安いです。ただ驚くほど安くはない。でも、BookLive!はクーポンを頂くことができます。これが優秀で色々な条件はあるんですが10%〜20%は定価より割引きされて購入することが可能。

紙の漫画をたくさん購入していた人なら同じ冊数を電子書籍で買えばお釣りが戻ってきます。これは嬉しい誤算でしたね。その後、調べましたが、BookLive!のような割引きクーポンを発行している電子書籍ストアはほとんどないようです。BookLive!、hontoあたりだけ。

結果的に自宅にある書籍や漫画を電子化、以降は電子書籍ストアで購入といった形で全ての書籍を電子化することに成功しましたが部屋が本当にスッキリしました。

あと電子書籍、最初は読書方法に違和感を覚えるかもしれませんが慣れると紙より都合が良かったりします。個人的な意見が存分に含まれますが書籍は電子版に限る!といった結論に達しました。電子化に悩んでいる人は一刻も早く持っている書籍、これから購入する書籍は電子版をお勧めします。もう慣れです。慣れてしまえば電子書籍の方が絶対に快適な読書をすることができます。

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漫画・書籍の自炊体験談